100%超えたいなぁ~

動く度に資本が減ってゆく『相場の肥やしくん』の奮闘記。巧い方法ありませんかね?

【映画】 風立ちぬ





映画の感想を 書く前に

まずは、引退を表明した 宮崎駿監督に
『これまで、長い間 自分たちを楽しませてくれて ありがとうございました』

と、日本の長編アニメを引っ張ってくれて
ご苦労さまでした

今後は、自分の好きな世界に より没頭される事を願っております




そして 本題に入る前に
予約しておいた 引退会見を見た感想についても
最初から最後まで 約100分間程度の会見だったのですが
NHKの密着番組以外では 公の場であれこれ 発言をする機会が
多くない 宮崎駿監督ですが

今回の会見では 色々な質問に対して
時には ユーモアを交えながら 答えていたのが 印象的でした

質疑応答を見ていると
明確に 引退を意識した瞬間というのは 特にないそうなのですが
やはり 体力的な問題が 一番大きく係わってきていたのかな?
という 感じでしょうかね

これまでも何度か 引退をほのめかしてきた
宮崎監督ですが

風邪たちぬ の、制作が終わってからの 監督の発言から
鈴木敏夫プロデューサーが 
『今回は、これまでとは 様子が違う』 と、感じ取ったようで

引退に関しては 個別に対応していたのでは
大変な事になるから 会見という形にした方がよい
と、鈴木さんが判断しての 引退会見になったようですw

監督曰く 『ここまで、大仰な形にするつもりはなかったのに…w』 との事、

ベネチア映画祭で 引退を初表明した事なども含めて
自分の邪推ですが
鈴木プロデューサーが 風邪たちぬの 興行のテコ入れも考えて
あのタイミングで 会見を設定したんじゃないか?
とも 考えてしまいましたよw


質疑のなかの 引退に関わる部分では
監督は
『昔は、机に14時間は かじりついて仕事をしたもんですが』
『今は、7時間もすると 集中力が切れるんです』
と、

いやいやいや、 今年で63歳になる その お歳で
7時間も集中して 仕事ができるなんて 凄すぎますよ!!

『自分にとっては、打ち合わせや何か』
『机に向かってない時間は 仕事とはいわないんです』

いかにも 【町工場のオヤジ】 を、自称している 宮崎監督らしい発言で
職人気質だなぁ とも思いました

でも 実際に ハウルからぽにょまでが 3年
ぽにょから 風立ちぬは 5年の月日がかかったという事実を考えても

次の作品というのは 残された時間的に 厳しい事は
容易に想像がつくので 決断のタイミングとしては
これが 最後のチャンスだったようにも 思います


それにしても アニョハセヨの国の方が
このような会見の席でも
風立ちぬが ゼロ戦を扱った作品になった事についての
感想というか 理由を質問してましたが

それについては 『作品を見て判断してください』
という 至極、まっとうな返答で返してましたが
どうあっても その辺の問題に結び付けたい 一元的な思考回路は
どうにか ならないもんですかね…




まぁ そんな感じで 引退会見をみてからの
風立ちぬ 鑑賞となったのですが



評価のほうは 劇場で見た ジブリ作品の中では いいほうの部類で
『千と千尋の神隠し』 と、同程度の評価かなぁ

といっても 千尋は 自分のジブリ評の中では
『中の下』 といった位置付けくらいなんだよなぁ



まずは、ざっくりとした 感想

二郎の 夢と心象風景がイメージされた カプローニさんとの場面が
何度も挟まれてましたが ちょっと多過ぎな気がしました

これによって 時間配分的に 終盤が駆け足になった印象が否めません
むしろ 終盤こそ 時間を多くとって
表現しなきゃいけない ところでは?

あとは、ラストシーンは もっと別の良い終わらせ方があったんじゃないか?
というような 結末のつけかた だった感じがしました

二郎と菜穂子が 一緒になり
設計を完成させるところまでは カプローニさんの場面以外は
程よいテンポと展開だったのですが

菜穂子がいなくなってからの
二郎・菜穂子 それぞれの気持ち・想いが 描かれていないのは
そういった部分の表現を 宮崎駿監督が苦手としているのか?
それとも これまでの話の流れから 想像してくださいなのか?

その部分が 残念でした




良かった点は、

実在の人物や 出来事をベースにしている為か
ストーリーが 最後までまとまっていた事
ハウルや ぽにょが 全体の統一感を感じられなかったのとは 対照的です

奇しくも
震災(関東大震災・東日本大震災)
先の見えない閉塞感(戦争へ突き進んでゆく時代・バブル崩壊後の進むべき道を見いだせない日本)
など、作中と現代が 妙にリンクしているところ
これは、企画自体が 東日本大震災前の話ですから
狙った訳ではなく 監督の話を用いれば『時代が作品を追い越していった』
のですからねぇ

震災で逃げまどう人々のシーンなどは
まさに 東日本大震災以降の作画らしく 社内でも賛否両論があったらしいと聞いています
が、それでも 僅か十数秒のシーンにも関わらず
画面に出ている全ての人々を それぞれ動画で動かしているという
涙ぐましい努力

他の制作会社なら そこまで細部にこだわった作りはしないでしょうに
その 十数秒のシーンにも 膨大な日数と多くの人の労力をかけて
作り上げる姿勢が 素晴らしいです
(実際には、ドキュメント番組などで 事前にその事を知っていたからこそ)
(感心できたくらいの 短いシーンでしたけど)





最後に 声優:庵野 に、ついては…
auのCMで だいぶ慣らされていたとはいえ
やっぱり 違和感ありまくりでした

どーにも 二郎と声のイメージが重ならなかったですね~




色々 言いましたが
巨匠 宮崎駿監督の 最終作品が ハウルや ぽにょにならなくて 良かったと思いました


引退会見で 今後やりたい事は?
と、聞かれて 答えた事は
ジブリ美術館に 描いた絵が だいぶ色褪せていたりするので
それの 修復・修繕なんかに係わりたいというような事も 言っていたので

映画製作は、後進に任せて自分の好きな事を なさって欲しいですね
まだまだ スタジオには 通うつもりらしいので
一アニメーターとして 仕事に係るのもありですが
監督の性格上 絶対に制作の方にも 口を出してきそうなんだよなぁ(汗

自分の趣味でもある 飛行機や戦車などに関係する仕事をするのも
いいかもしれないですね!!






自分の中での
スタジオジブリ、全盛期は 

ナウシカ(正確にはジブリ設立前ですが)
ラピュタ
トトロ
火垂るの墓

の、時代までで



まだ、ジブリのクオリティを保っていたといえるのは

魔女宅
おもいでぽろぽろ(は、イマイチでした)
紅の豚
ぽんぽこ(は、未視聴なので評価できず)
耳をすませば
もののけ姫

までが 自分の中での 許容範囲であって



そして 残念ながら もののけ姫より後の作品は
未視聴の 山田くんと コクリコ坂の評価は出来ませんが
風立ちぬまでの 残りの7作品は
興行収入に見合うだけの 内容とは言えないという印象なのが 残念です

というか、興行的には もののけ姫の 大成功で
世間的な スタジオジブリの認知度は 飛躍的に上昇したと思うのですが
あの場面で 作品の質と興行収入面での 逆転現象が起こってしまったのは
なんとも 皮肉な話です

きっと 鈴木プロデューサーの
話題作りを含めた 興行師的手腕が如何なく発揮された結果だと思うのですが
やはり 作品の質の劣化は 否めない感じです

本来取り組むべきだった
宮崎駿・高畑勳 両監督の後を引き継げるだけの人材が育たなかったのが
なんとも 歯がゆいですね…


耳をすませば の、近藤さんが急逝されなければ
また ジブリの現在も 全く違った形になっていたかもと 思うと
なんとも 言い難い気持ちになったりするのです






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  1. 2013/09/16(月) 23:02:32|
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