100%超えたいなぁ~

動く度に資本が減ってゆく『相場の肥やしくん』の奮闘記。巧い方法ありませんかね?

【映画】 終戦のエンペラー




本日は、終戦記念日という事で
少し前に観た映画 『終戦のエンペラー』の、感想など

オイラの映画鑑賞は
基本的に 避難生活中の両親の 気晴らしも兼ねて割引デーに出かけるので
月に1,2回(まぁ 月一がデフォですが)

で、今回は 自分的には 大人の鑑賞にも堪える作品であろう
ジブリ映画 『風立ちぬ』 を、プッシュしたのですが

両親的には 風立ちぬは ロングランが見込めるので
8月という事もあって 終戦のエンペラーが 見たいという事だったので
譲歩ですね

オイラとしても 興味のある作品だったので 不満はなかったですしね




そんな訳で 終戦のエンペラー

ザックリ言ってしまえば
舞台は終戦直後の日本 マッカーサーに 天皇の戦争責任をどうするべきか?
調査を命じられた 部下が色々と調査をして
マッカーサーが 天皇陛下と会談を行うまで を、追いかける流れ



実際のところ 戦前の天皇が 戦争遂行のみならず 他の政治的決定において
どの程度 関わっていたか?
というのは 難しい部分もあり

作中でも 天皇の扱いが 極めて不明瞭で雲を掴むかのようであるように示してますが
最初は、なるほど 日本独特の政治体制だったから
外国の人には 理解が難しい分野なのかなぁ~
などと 思ってましたが

『君臨すれども統治せず』
この言葉が 頭に浮かんで これが日本の天皇制を示す言葉だと思いだし
ちょこっと調べてみたところ…

あれ? これって イギリスの政治体制を表した言葉だったというじゃないですか!!

確かに イギリス王制も
清教徒革命・名誉革命を経て 王制が解体される事はなかったものの
政治の実権は 内閣が握る事となっていますよね

そして 現在でも イギリス以外にも
スペイン・オランダ・デンマーク・ベルギー・スウェーデン・ノルウェー・タイ
などの国が 王制を維持したまま 政治の実権は 内閣などが担う
立憲君主制を 採択しているので

天皇制を 全く理解できないという事はないでしょうが


それでも 戦前というか 戦中の日本の政治形態は
どこが 権力の中枢なのか?
これが 分かりづらい形で形成されていたのも 事実でしょう

軍部も 統帥権の名の元に 参謀本部・軍令部は、天皇直属の位置づけでしたから
たとえ陸軍省・海軍省が 内閣の下に置かれた省庁でも
陸海軍大臣が 文官ではなく 武官から任命する事となっていた為
軍部が 必ずしも内閣の統制の元になかったという事

5・15事件以降の血の粛清によって 政党政治は軍部に委縮し

大日本帝国を名乗っていたので 
権力の頂点は 天皇陛下であったにも関わらず
先にも書いた 『君臨すれども統治せず』 じゃないですが
この時の天皇には 戦争をする権限も 開戦を思いとどまらせるだけの権力も
なかったのでしょう

いや、これは 何も明治以降の 大日本帝国憲法に縛られたとかじゃなくて
イギリス発祥の 『君臨すれども統治せず』 に、倣った訳でもなく
(これだって 1600年代の話だし)

そもそも 天皇の親政は 平安時代初期くらいまでで
その後は、日本の政治の実権は 平安中期には摂関政治だし
平安末期に 院政という形で皇族が政治の実権を取り戻しはしましたが
すぐに 武士の台頭 平氏政権から 鎌倉幕府・室町幕府・江戸幕府
と、長い間 象徴としての天皇だった訳で
明治維新以降だって 政治の実権が天皇にあった事はないのでしょう

この辺が 第一次大戦の時の
プロイセン帝国・オーストリア=ハンガリー帝国 との違いではないでしょうか?

そんなオイラの 個人的見解は 映画と全く関係ない話だったので
完全な蛇足でしたが…

映画の主人公である マッカーサーの部下さん
色々と調査を行った結果 天皇に戦争責任はないと結論付けますが
その 論理的根拠は(天皇というものの位置づけが曖昧すぎて)示せない
という 報告書を マッカーサーに提出

そこで 要領を得ない報告書に 判断がつきかねたマッカーサーが
直接 天皇と面会する事になり
そこでの 通訳だけを介した二人だけの会談で
天皇陛下の 心持ちに触れ 国民の事を心配し、責任の全ては自分にあるとする言葉を聞くに至って

天皇の戦争責任は問わない とする決定を下したマッカーサー

これが どこまで美化された話か?
などという詮索は 置いておいて
天皇制を温存したほうが 占領政策は行いやすいだろう という、打算も働いたのも事実でしょうが

それもこれも マッカーサーが 昭和天皇に実際に会って
陛下に対して 敬意いを持つに至ったから 下された決断だったのでしょう

その点が、 近年でいえば
フセイン大統領・カダフィ大佐などのような 敗軍の将の末路・扱いとは違うところですかね

実際のところ 終戦を迎えた時
東條英機をはじめ 戦争遂行の責任者達の多くは
どうしたら 『天皇制の維持』 を、図れるか?
この問題が 大きなウェートを占めていただろうと 推測されます


今回の 終戦のエンペラーでは
その辺りの 深い政治的部分の描写は、あっさりとしか描かれておらず
主人公と 恋人であった日本人女性 そして戦争前の日本との関わり
などに 割と時間が割かれていたので

自分的には 政治的な部分の希薄さに物足りなさを感じましたが
作品としては 悪くなかったですよ



 








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  1. 2013/08/15(木) 23:41:02|
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